Château Laguiole ソムリエナイフ リペア
2011年 01月 25日コルクスクリューと本体の連結部分が破損。
内側で折れた連結ピンを、新しいステンレスピンに差し替えました。
ピン部分外側は綺麗に均して継ぎ目が見えないよう磨いてありましたが、
新しく差し替えたピンの頭は、ピン先を丸くなめした状態で修理を完了。
大切に使われている道具を修理させていただけるというのは、とても名誉なものですね。
私はワインやその道具について詳しくないので、修理前にラギオールやソムリエナイフについて調べ、
時代背景や構造、使用感など、勉強させていただけるきっかけになりました。
雪でアトリエに行けず、設備不足の自宅作業となりましたが、やはり未知の作業に挑戦するのは楽しい!
●シャトーラギオール・ソムリエナイフの修理は、保証書のあるもののみフランスのメーカーで取り扱いがあるそうです。
●正規代理店を通しての修理依頼をお勧めします。
●パーツを取りかえると改造品となるため、正規メーカーでの修理が効かなくなる可能性があります。
<シャトーラギオール>
ラギオール(Laguiole)は、フランス南部の山間にある人口約1,200人の小さな村の名前で
自給自足の生活であるため、家内工業としての刃物生産が行われていたそうです。
シャトー・ラギオール(Château Laguiole )は、フランスのティエールにある
洋食器・刃物メーカーSCIP社が発売しているソムリエナイフのブランド名。
シャトーラギオールの肩にはミツバチの彫りが入っています。
ラギオール村出身の兵隊達が度重なる戦場でその勇敢さを皇帝ナポレオンに認められ、皇帝のマントに飾られているミツバチを彼らの刀につける事が許されたのが起源と言われています。
現在も、ソムリエナイフの最高峰として世界中のソムリエ達に愛用されいます。
by yaccojk
| 2011-01-25 00:00
| Art work